コラム
新しいBUIEをツクル記②
資料を見た瞬間。
立地、建物ともにすぐに満室稼働できる物件であるという絵が頭に浮かびました。
築45年と非常に古い建物でしたが、それすらも歴史の浅い札幌においては魅力としてアピールできると思いました。
ただし、物件価格やリフォーム代は、私の予算をはるかにオーバーしており資金調達をどうするか?が、課題になることは明白でした。
私自身、マンション購入のための住宅ローンの経験やデベロッパー勤務時代に不動産事業のための融資を得た経験はありましたが、当然、シェアハウス用物件のローンについては未経験であり、どうして良いかさっぱりわかりませんでした。
それでもデベロッパー時代の経験を活かし渾身の事業計画書を作成し、twitterや知人のつて、投資家サイトなどを頼り、サラリーマン勤めの忙しい時間の合間を縫って(厳密には、朝7時30分から会って貰ったり)何行かと面談するに至りました。
しかし、物件が首都圏ではないことや築40年を超えていることなどを理由に、面談開始早々にあっさりと断れるという状況でした。
融資がダメならと、お金の持ってそうな親類・知人・友人をリストアップしはじめたその時、「北洋銀行の課長が非常に前向きです」との連絡が、札幌の創作工房齋藤様より舞い込んできました。
「このチャンスを逃すわけにはいかない」と、北洋銀行札幌西支店に赴くため、勤めていた会社の夏休みを無理矢理8月上旬とすべく調整し、(ここがサラリーマンやりながらの辛いところです)面談にこぎ着けました。
課長曰く、「非常に前向きに考えてますが、50代の人には、このシェアハウスがどうしても下宿のようなものにしか見えない。また、1FとB1の店舗部分が埋まらない恐れがある」とのこと。
この不安を払拭するべく、猛烈なスピードで資料を作成し、提出。
そこから融資承認の連絡まで約1ヶ月要する事になりましたが、ついに新しいBUIEが始動することになりました。
新しいBUIEをツクル記② http://t.co/wnjtzthq 札幌空想不動産を更新しました。
2011/10/10 17:32